絆創膏はニキビ治療に効果的?本当におすすめのニキビケアを解説します!
ニキビが出来てしまった時、出来るだけ早く治したいと思う人は多いと思います。
そこで、ニキビの自分で出来る治療法をネット検索してみると出てくるものの中に「ニキビは絆創膏を貼ると早く治る」というものがあります。
少し前から都市伝説的にウワサとなっている治療法ですが、果たして本当に効果はあるのでしょうか? 治るどころか悪化するのでは?そう思った人も居るのではないでしょうか。
そこで今回は、ウワサの「ニキビの絆創膏療法」について色々調べてみました!!
もともと、ニキビが出来てしまうと気になってしょうがない人のなかには、絆創膏を貼ってかくしてしまっている人も居るかと思います。
それとは別に、最近静かな話題となっているのが「絆創膏でニキビを治す」という方法があるのを、ご存じでしょうか? 身体の傷に菌が入らないように守る作用があるのが絆創膏です。
考えてみれば、ニキビも菌によって悪化するものなので、菌に肌が触れないようにするのは良いことな気がしますよね。
さらに、ニキビが目立つ顔を人にさらすのは嫌だという人もあるでしょう。
もしくは、寝ているときにうっかり寝具にニキビがついて汚してしまうかも知れないのが嫌だという人もいるかもしれません。
どんな理由であれ、もし絆創膏を張ることが、ニキビにとっても良いことならば嬉しいことですよね。
しかし、ニキビの上に絆創膏を貼るのは、本当に良いのでしょうか?本当は悪いことなのでしょうか? まずは、その部分についてご説明します。
結論から言いますと、「ただニキビの上に絆創膏を貼るだけ」というのは、あまり良くない様です。
正確には、「ニキビの上から、ただ絆創膏を貼るだけ」なのは良くない様です。
絆創膏は傷を保護し、雑菌から守るためのものです。
なので、ニキビに使っても問題ない気がしますよね。
しかし、場合によっては絆創膏はニキビを悪化させてしまう事がある様なのです。
理由は、
☑ 絆創膏の刺激によってニキビが潰れる
☑密閉されることで雑菌の増殖がされる
☑絆創膏の薬が炎症を悪化させる
という理由が挙げられます。
詳しく解説をしていきますと、まず「絆創膏の刺激によってニキビが潰れる」については、絆創膏を貼ると、多くの場合でニキビと絆創膏は常に触れた状態になります。
そうなると絆創膏の触れる摩擦で刺激が加わったり、絆創膏自体がニキビを押してしまい、ニキビがつぶれる可能性が高くなります。
そうなってしまうと完治までが遅くなってしまい、さらに潰れたニキビはなんとか完治しても完治後も跡が残ってしまう可能性が大きく、ニキビ跡が残る形で治ってしまう可能性が高いのです。
つまり、後々困らない為には、安易に絆創膏を貼るのは良くないのです。
とはいえ、稀に皮膚科にかかった際ニキビを潰す治療の後、絆創膏を貼る病院もあります。
これについては、問題ありません。
理由は、きちんと消毒や治療が行われた後の処置だからです。
こういった医療行為後ならば問題ありませんが、自分で行い場合は少し状況が違うと言うことを覚えておきましょう。
つぎに、「密閉されることで雑菌の増殖がされる」についてです。
これは、絆創膏を貼った部分は、熱が籠もりどうしても湿度も高くなり、蒸れやすい状態になります。
蒸れていると皮脂分泌が活発になり、さらに雑菌が増殖し易くなります。
特にニキビの一番の原因ともいえるアクネ菌はそういったジメジメした場所を好む菌である為、ニキビなどの雑菌によるデキモノの場合は、ますます雑菌が増殖し、雑菌の温床となり、ニキビが悪化する可能性がとても高くなります。
つづいて、「絆創膏の薬が炎症を悪化させる」についてです。
あまり知られていない事なのですが、実は絆創膏の真ん中のガーゼ部分には、薬が塗られて居ることが多いのです。
この薬は、本来は傷の治りを早めるためのものなのですが、普通の傷と原因が異なるニキビにはあまり効果が無く、むしろこの薬が刺激となりニキビを悪化させることがあるようです。
このように、結論からいきますと、「ただ絆創膏を貼っただけでは治らない」のです。
それどころか「ただ貼っただけでは悪化する」とも言えるでしょう。
くれぐれも、ニキビが気になるからと、安易な気持ちで絆創膏を貼るのは控えましょう。
絆創膏の上手な貼り方 上の章でも、「ただ絆創膏を貼っただけでは治らない」と言うことを説明しました。
では、どんな形でも絆創膏を貼るのは無駄だということなのでしょうか?
実は、そうではないのです。
ニキビへの絆創膏は、貼り方によっては問題ないどころか、治るのを早める良い効果があることもあるのです。
その絆創膏の利用方法というのは、「薬を塗ってから絆創膏を貼る」という方法です。
ただ絆創膏を貼るのではなく、「薬を塗ってから絆創膏を貼る」と、どうして良いのかについては、後からまた詳しく書きますが、まずは、有効的な「ニキビに絆創膏を貼る貼り方」についてご紹介します。
①洗顔する
まず最初にするのは、やはり洗顔です。
しっかり汚れを落とすことで、患部が清潔になり、ケアも進むようになります。
化粧を落とさずに絆創膏を貼ることは、あまりしないようにしましょう。
ニキビの悪化に繋がります。
もちろん、化粧をしていないからと、水洗いで済ませることも良くありません。
洗顔をしないまま絆創膏を貼ると、目に見えていなくとも、わずかな菌や汚れが残って居る為、悪化に繋がる可能性が高いです。
それでも、どうしても洗顔が行えない状況だった場合は、絆創膏を付けたい患部を消毒液でしっかり丁寧に拭き取り、肌を清潔にしてから絆創膏ケアをしましょう。
そして、洗顔方法ですが、この場合の洗顔方法は、通常の基本の洗顔方法で問題ありません。
洗顔料をよく泡立てて、泡で優しく撫でるように汚れだけを取るようにして洗いましょう。
そして、ぬるま湯を手ですくってから顔に当て、しっかりとすすぎます。
すすぎは20回は以上行った方が良いですね。
さらに追記しますと、すすぎについては、ついシャワーで流してしまいたくなりますが、肌への負担が強いので、あまりおすすめはして居ません。
出来るだけ、手でお湯をすくって丁寧に洗い流しましょう。
②消毒をする
洗顔後は、タオルでゴシゴシ拭くのでは無く、柔らかく抑える様にして水分を取ります。
そして、水分をしっかりと取ったあとは、消毒です。
この時の消毒液は、マキロンなどの市販の傷用消毒液で問題ありません。
コットンや綿棒でそっと患部に触れ優しく消毒をしましょう。
③薬を塗る
次は、薬を塗ります。
皮膚科で処方されたニキビ用の薬や市販のニキビ薬でも問題ありません。
しかし、ガーゼの部分をとニキビを触れさせると良くないので、密着させない為にも、ベタベタしたクリーム状のものよりも、比較的サラサラの質感の薬やある程度すると乾いて硬くなるタイプの塗り薬がオススメです。
まず、手と顔にしっかり水分がついて居ないことを確認してから、薄く塗ります。
そして、もう一度今度はニキビ全体を薄い膜で包むように、優しくまんべんなく塗ることがポイントです。
ちなみに、ニキビをしっかりと覆う為にも、ニキビの薬はしっかりと盛るように乗せた方が良い様に思いますが、それはしないようにしましょう。
何故かたまりのまま薬をニキビに乗せるのは良くないのかと言うと、絆創膏で抑えた時に薬が肌に押し付けられてしまい肌への圧力、刺激となる可能性が高いからです。
③絆創膏を貼る
最後に、絆創膏を貼ります。
ニキビのサイズよりやや大きめのものを選び、出来るだけニキビに影響が出ない様にしましょう。
そして、指が絆創膏のガーゼ部分に触れないよう気をつけて貼ります。
手がガーゼに触れないように気を付ける理由は、貼る時に手の菌が移ってしまうことを避けるためです。
ニキビの上にふんわりと乗せ、ガーゼ部分がニキビに当たるよう位置を調整したら、シール部分を肌に貼りしっかりと固定します。
この時、出来るだけガーゼ部分はニキビに触れないように、緩い半球になる様にふわっと軽く貼りましょう。
そのぶん、シール部分は剥がれない様にしっかり貼ってください。
絆創膏でのニキビケアは、意外と簡単です。
洗顔をしっかりとし、消毒をし、薬は薄く塗り、絆創膏は出来るだけニキビに触れないようにふわっと貼る。
これだけの事です。
もちろん、絆創膏が無ければ「ガーゼとテープ」も大丈夫です。
同じ方法で、ガーゼもふわっと貼れば、問題ありません。
ただ、一つ気をつけなければならないのは、ニキビへの刺激にならないように、テープはニキビの上にテープが来ないように端を固定する様にしましょう。
あと、もう一つ重要なのが、「かゆみや湿疹がでたら使用中止する」事です。
当たり前と言えば当たり前ですが、痛みや痒みなど何らかの異変を感じた時はすぐに絆創膏を剥がしてケアを中止して下さい。
薬がニキビに合わなくて炎症が悪化していたり、上から押さえたことでニキビが潰れたり、稀に肌が弱くて絆創膏自体が合わなくて炎症を起こす事もあります。
もし、酷いただれになってしまったり、膿んでいたり血が出ていたりした時は、出来るだけ早く皮膚科に診てもらいに行ってください。
もちろん、違和感があって気になる場合は、症状は軽くても早めの皮膚科への受診をオススメします。
参考:ニキビは皮膚科で治す!大阪のおすすめ皮膚科5選!治療法徹底紹介
参考:おすすめのニキビ治療薬とニキビ治療の出来る病院 厳選10選!!
この様に、絆創膏でニキビを保護したり治療したい場合は、薬を必ず塗った上から貼らなくては意味がありません。
特に、皮脂や汚れが詰まってできる黒ニキビや白ニキビと異なり、雑菌によって発生する赤ニキビの場合は炎症を起こして痛みや痒みが発生している状態です。
なので、赤ニキビは外部からの刺激にとても敏感で、空気中の雑菌や絆創膏のわずかな摩擦も赤ニキビにとっては大きなダメージとなり、すぐに悪化してしまいます。
しかし、逆に言うと、絆創膏は使い方次第では、とてもニキビに効果的です。
ひとつめの大きな効果は「誤ってニキビに触れることを防ぐ」ということです。
絆創膏を貼ることで、手で触ってしまい手のあぶらや雑菌による悪化を避けられ、肌が布団や枕、服やタオルなどに触れることも防いでくれます。
わずかな摩擦でも小さいニキビには刺激となります。
その上、寝ている間に寝具を汚す心配をしながら寝なくても良いという事は、ありがたいことですよね。
さらに効果が期待できる事は、「塗り薬を落とさない」ということです。
ニキビを出来るだけ早く治す為に、一番自分で行いやすい方法は「塗り薬を塗ること」です。
そして、さらに「塗った薬が落ちない様にすること」です。
特に、寝る前に塗る場合は、薬を塗ってから眠ろうとすると、どうしても薬が枕やシーツなどの寝具についてしまうかもしれないと、気になって眠れない人もいるかと思います。
そう言った不安も解消し、さらに塗り薬を寝ている間に落とさないで済めば、薬の効果は無駄なく発揮されます。
もちろん、薬を塗って眠ると、眠りながら無意識に掻きむしってしまったりするクセがある人にも安心です。
最後に、もう一つ期待できる効果として「ニキビ跡が残らないようにする」という効果もあります。
ニキビ跡が出来やすい原因の二つに「乾燥」と「紫外線」があります。
特に、赤ニキビは乾燥させたまま放置すると、細胞がうまく再生できずに治り、結果として傷跡が残ったり、色素沈着することがあります。
そして、紫外線を浴びすると跡が残りやすく、色素沈着も起こしやすくなると言われています。
肌を紫外線にさらしすぎると、肌を守る力が働き、角質が厚くなる為です。
なお、厚くなった角質は毛穴のつまりを促してしまうため、ニキビの温床になりやすいのです。
ニキビを防止するためには、紫外線対策は必須なんですね。
最近では、一般的な傷などの治療も乾燥させるよりも肌に水分や潤いを保った方が綺麗に治りやすくなると言われている様です。
つまり、上手に絆創膏を利用すれば、ニキビを乾燥と紫外線からしっかりと守ることができます。
この章の最後に、その他にも、「やってはいけないこと」で、かつ「絆創膏を貼ればやらなくなること」をここで少しご紹介します。
ひとつは、「自分で潰してしまう」ことです。
つい、気になって指や爪で潰してしまうという人もいるでしょう。
しかし、これは絶対にいけません。
なぜなら、爪などで患部に新たな傷を増やすだけでなく、周辺の皮膚にまで傷をつけてしまい、そこに指の雑菌が付着してさらなるニキビや炎症を起こす可能性があるからです。
そして、深く傷つけてしまえばクレーター状の跡が残ってしまう恐れもあります。
もちろん、ピンセットや針などで自分で潰すのもやめましょう。
稀に、大きな被害もなくニキビが治ったと言うこともありますが、それはあくまでも「運が良かった」という話です。
運に身を任せて、勢いでニキビを潰した結果、長い時間肌のコンプレックスとなる可能性が高いので、気を付けましょう。
ニキビケアは、早期の正しい治療が重要です。
無理矢理なケア方法を続けていき、クレーターばかりの肌になってしまってからでは、もう遅いのです。
それでも、「どうしても、早く直してしまいたい」「ニキビを取りたい」という場合は、テーマからは少し逸れてしまいますが、出来るだけ早く皮膚科に行くことをオススメします。
ネットで「ニキビ」と「絆創膏」を検索すると、よく一緒に「オロナイン」というキーワードが出てきます。
これは、「絆創膏ケアにオロナインが効果的だという事なのかな?」そう思った人も多いのではないでしょうか? そこで、少しこの「ニキビ」「絆創膏」「オロナイン」の三つの組み合わせについてご説明します。
まず、オロナインはニキビに効果があるのか?という事ですが、結論からいくと「ニキビを治す効果はあります」。
実際に、オロナインの効能表記にもニキビは含まれており、白ニキビ、黒ニキビだけでなく赤ニキビにも有効な様です。
ただし、専門の薬では無いので、5~6日使用しても改善が見られない場合は、使用を中止したほうが良いとの表記もされています。
とはいえ、オロナインを使用した人の感想などを見ていると、即効性は無い様で、はっきりとした効果が見られるまで1週間程度はかかる事が多い様です。
なので、出来るだけ早くニキビを治したい人は、やはりニキビケア専用の薬を購入して使用するか、皮膚科へ行った方が良い様ですね。
では、本題の「絆創膏を貼る前の薬としてオロナインを使用して良いか」についてですが、 残念ながら、オロナインを塗った場所に絆創膏を貼るというのは、あまり良く無い様です。
そもそもオロナインの使用方法は「薄く塗る」という使用方法です。
ベタベタし過ぎては逆効果だと書かれています。
しかし、絆創膏ケアは薬を薄く塗ってしまってはニキビと絆創膏が接触してしまう可能性があるので良くありません。
しかし、厚く塗ってしまえばアクネ菌は湿潤環境を好む為、水分の多いオロナインでは絆創膏の中がジメジメし過ぎてしまう為、そういう意味でもあまり良く無いのですね。
ニキビの絆創膏ケアを行う場合は、やはり蒸れ無い様に配慮する事が重要な様です。
参考:オロナインでニキビを簡単に治せる?! 忙しい女性の味方オロナイン!
次ぎに、そもそもニキビがどうして出現するのかをご説明します。
みなさんも、一度は「なんで急にニキビってできるのだろう」と朝起きた途端に、ニキビを見つけて思ったことはあると思います。
これから紹介する「ニキビが出来る仕組み」を知れば、少しだけ対策が出来るかもしれませんよ。
男女共に思春期に悩むことが多いニキビ。
しかし、最近は大人のニキビも増えてきています。
むかしから、大人になると「吹き出物」とも言われるニキビですが、実はニキビは、皮脂腺の慢性的な炎症のひとつで、「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」という皮膚の病気なのです。
大人になればなるほど、「たかがニキビ」と放っておいてしまいがちですが、放っておくと跡が残ったり、治っても直ぐにまた出来てしまって肌荒れを起こしてしまうこともあるので、出来るだけ早急の適切なケアや治療をするようにしましょう。
そして、ニキビ跡が残って後悔しないためにも、ニキビの種類やできる原因を知って、出来るだけニキビの出来ない肌を目指しましょう。
思春期にできるニキビも、大人になってからできるニキビも、多くの場合が毛穴の入口になんらかの理由で角質が増えてつまり、皮脂が排出しきれずに詰まってしまうことで起こります。
ニキビの原因は「アクネ菌」だといわれていますが、本来アクネ菌は毛穴の常在菌で、思春期以降は、誰の皮膚にもほぼ100%住みついている菌で悪い菌ではないのです。
アクネ菌は肌表面のバランスを正常に保つ役割があり、肌に必要な菌で、空気のあるところでは生きられず、毛穴の奥など空気のない所にひそんでいる嫌気性菌ですが悪玉菌ではありません。
ただ、詰まった皮脂が酸化し、アクネ菌が増えすぎてしまうと、炎症が悪化するのです。
では、皮脂分泌が盛んになる原因はなんなのでしょうか?
ニキビができやすい部分は、皮脂分泌が活発な顔や胸元、背中などです。
皮脂の分泌が活発になる原因は次の様な事が考えられています。
「成長ホルモンの影響」「男性ホルモンの影響」「ストレス」「黄体ホルモンの影響」などです。
成長ホルモンについては、どうしても思春期になると分泌が増える為、特にTゾーンの皮脂分泌が増えてニキビができやすくなります。
その為、男女共にニキビが増えるのもこの時期ですね。
また、男性ホルモンは、皮脂分泌を活発にさせ、そのうえ皮膚の角化を促す働きがあり、影響が強いと言われています。
これも思春期になると、特に男子に多く分泌されるホルモンであるため、男子にニキビが増える理由です。
しかし、女性にも少なからず分泌されており、大人になってからはストレスなどにより分泌が高まり、女性のニキビの大きな原因となっています。
つぎに、ストレスも、ニキビには大敵です。
過度の緊張や疲労、睡眠不足によって自律神経に変調をきたすと、緊張をつかさどる交感神経とリラックス状態をつかさどる副交感神経のバランスが崩れます。
バランスが崩れると、脳下垂体から副腎皮質ホルモンが多量に分泌され、副腎皮質からの男性ホルモンの分泌が高まり、皮脂の分泌が高まってしまいます。
最後に黄体ホルモンですが、女性特有のホルモンで、月経前に多く分泌されるホルモンです。
黄体ホルモンは、皮脂を分泌させる作用があるため、生理前は特に、この黄体ホルモンの分泌によってニキビができやすくなり、すでにできているニキビも悪化しやすくなるのです。
一番の原因は皮脂の分泌異常ですが、その他にも新陳代謝の低下や、ホルモンの影響などで肌の表面が硬くなり、毛穴付近の新陳代謝が正常に行われなくなると、毛穴がつまりやすくなったり、紫外線などの刺激により、肌を守ろうとして角質が硬くなり皮脂がつまりやすくなることもあります。
様々な要因から毛穴はつまりやすくなるので、一概に「これ!」という原因は言えませんが、生活面から言うと、疲労やストレス、不規則な生活が続いていると確実に毛穴の詰まりやすいニキビの出来やすい肌になると言えます。
最後にニキビの種類について、少し詳しくご紹介します。
ニキビには、大きく分けて5つのタイプがあります。
その色や状態によって治療方法が異なりますので、出来てしまったニキビがどのタイプでどの進行段階なのかを確認し、そのうえで対処しましょう。
まず、「白ニキビ」は、白っぽくポツンとできて毛孔がまだ開放されていない状態のニキビをいいます。
もう少し症状が進むと、肌内部に溜まっている皮脂が毛孔を押し広げて毛孔が開放され、外に出てきます。
そして、皮脂に汚れが付着したり、皮脂が酸化したりして、先端が黒っぽくなることがあります。
すると、その場合は「黒ニキビ」と呼ばれ留様になります。
つまり、白ニキビ、黒ニキビともに、本来は同じ初期状態のニキビで、まだ炎症を起こしていない段階です。
まだアクネ菌の増殖は始まっていないので、この段階気づき、上手に中の皮脂だけを押し出せば、跡にならずにきれいに治ることもありますが、自分で行う場合ってしまうとかえって悪化させてしまうこともありますので、気になるようならば出来るだけ早く皮膚科で処置してもらうことをオススメします。
なお、この段階のニキビには上にも書いた様に、絆創膏ケアはあまり効果がありません。
白ニキビ・黒ニキビが悪化して炎症が起きてしまった状態です。
この段階まで進むと市販薬や皮膚科で抗生物質の治療が必要になります。
つまった毛穴の中でアクネ菌が繁殖し、炎症が起きます。
この段階から名前の通り赤くただれ、炎症が表面からもわかるようになります。
早めに炎症を抑えることが早く綺麗な肌を取り戻す為に必要な条件です。
炎症を放っておくとニキビが治った後も肌に色素沈着やクレーターなどが残る可能性が出てきますので、早めに薬などで対処しましょう。
指先でつぶしたり、手で触ったりするのは絶対にいけません。
●黄ニキビ
赤ニキビの炎症がさらに強くなり、膿を持った状態のニキビを指します。
この段階のニキビは、治った後も、赤ニキビよりさらに、色素沈着を起こしたり、クレーターが残ったりという肌トラブルに見舞われる可能性が高いです。
早い段階で皮膚科に行き治療しましょう。
また、出来ることならば赤ニキビの段階で皮膚科に掛かることをオススメします。
●紫ニキビ
ここまで悪化することはあまり多くないのですが、「紫ニキビ」は毛穴の周囲にまで炎症が及んでしまった、かなり進行した状態のニキビになります。
毛穴の内部には、血と膿が溜まり、赤紫色に腫れあがってしまいます。
ニキビの跡はもちろん、治療にもやや時間がかかってしまう可能性が高い状態のため、早急に専門の皮膚科医に相談しましょう。
最後に、絆創膏ケアで使用する際にオススメな市販のニキビ治療薬と絆創膏をご紹介します。
ペアアクネクリームWは、イブプロフェンピコノールがアクネ菌によるコメドの生成を抑え、炎症を鎮めます。
ニキビをもとから治療する薬で、さらにイソプロピルメチルフェノールが症状を悪化させるアクネ菌などを減らし、ニキビの進行を抑えます。
透明になるタイプのクリームなので、塗った上からメイクもできますが、絆創膏ケアを行う場合は、集めにまんべんなく塗ってふんわりと絆創膏を貼る事をオススメします。
肌に近い弱酸性で、植物系のほのかな心地よい香りです。
実は、テラ・コートリルはニキビ専用ではありません。
化膿を伴う諸症(湿疹、皮膚炎、あせも、かぶれ、しもやけ、虫さされ、じんましん等)に効果がある薬です。
しかし、ステロイド+抗菌薬が入っており、効果は皮膚科のニキビ薬に近い薬なのです。
成分としては、優れた抗炎症作用を示すヒドロコルチゾン(副腎皮質ステロイド)とグラム陽性菌および陰性菌などに広い抗菌力を示すオキシテトラサイクリン塩酸塩を配合しており、化膿をともなう湿疹・皮膚炎に効果的です。
ただし、ステロイドが入っているので、長期連用は控えましょう。
ステロイドを長期で使用すると、赤ら顔になったり、皮膚が薄くなる可能性が高いです。
とはいえ、短期間のステロイドの使用は比較的安全ですので、早期に治す為にも短期間だけ使用するつもりで使用してみてはいかがでしょうか。
実は、炎症を起こす前のニキビである白ニキビや黒ニキビにも有効な珍しい薬です。
「できるだけ早めにケアするのがニキビ治療では重要」だと言う事で、早期から使用できるニキビ治療薬です。
成分としては、角質軟化成分イオウを配合し、ニキビの原因であるアクネ菌に優れた殺菌効果を持つイソプロピルメチルフェノールも配合しています。
粘土質なクリームがしっかりとニキビに被さり、ニキビを治してくれるので、夜寝る前にこの薬を塗って絆創膏を貼るのが特にオススメです。
低刺激タイプの絆創膏で、で、高密度ウレタン不織布を使用し、通気性も良く、肌にも優しい絆創膏。
さらに、剥がす時に皮膚表面の角質細胞も一緒にはがれるのを抑える工夫もされているので、肌への刺激がとても少なく優しくケアしたい人にオススメです。
こちらもサイズバリエーションは大きいものから小さいものまで豊富に取り揃えられていおり、特に円形サイズは丸く小さなパッチタイプなので、ポツリと出来たニキビに最適です。
こちらも定番の絆創膏。
水の中でもはがれにくく、キズ口につきにくい特殊加工パッドと、すべてのバンドエイドが滅菌済だと言う特徴があります。
サイズバリエーションも大きいものから小さいものまで豊富に取り揃えられており、特に大判の種類が多いので、ややいくつかまとまってニキビが出来てしまった人にもオススメな絆創膏です。
絆創膏とニキビの関係について、いろいろとご紹介してきましたが、いかがでしたか?
絆創膏は、身近にあるからこそ、ついちょっと隠すだけのつもりで使用してしまいがちなアイテムです。
しかし、使い方を間違えるとニキビを悪化させてしまう事が分かったかとも思います。
とはいえ、上手く付き合えば、ニキビケアにとても有効なのが絆創膏です。
しっかりと肌をキレイに洗い、消毒もしてから薬を塗り、絆創膏を貼る。
これだけで夜も気にせず眠れ、さらに朝起きたらニキビが少しは改善されている可能性が高いのは嬉しいですよね。
とはいえ、絆創膏ケアは、どうしても蒸れが難しい問題です。
蒸れる事で、雑菌が増殖しやすい環境になってしまうので、出来るだけ通気性の良い絆創膏を使用し、ふわりと空洞ができる様に貼る事を心がけましょう。
今回紹介した絆創膏は、どちらも通気性の良い絆創膏ばかりです。
しかし、そういった通気性の良い絆創膏を使用していても24時間近く貼りっぱなしでは蒸れなどの面からも良くないので、出来るだけ1日2回から3回は絆創膏を変えるように心がけましょう。
もちろん洗顔の後は必ず張替えていれば、さほど意識して変える必要はないはずです。
あと、バンドエイドの姉妹品であるキズパワーパッドも、ニキビの場合は蒸れの問題からあまり良くないようです。
キズパワーパッドは潤いと自己治癒力で傷を治すアイテムです。
つまり、キズパワーパッドはあくまで傷を治療するものなので、ニキビの様な菌による炎症を起こしてしまったあとの症状には逆効果だという事です。
誤って使用すると、ニキビを悪化させる可能性が高いので、十分に気をつけましょう。
そして、どの薬や絆創膏を使用した場合に言える事ですが、使用した結果ニキビが悪化したり肌が荒れたりただれたりした場合は、早急に使用を辞め、状況次第では皮膚科へ受診する様にしましょう。
無理のない範囲で、絆創膏を使用したニキビケアをして、キレイな肌を目指しましょうね。
この記事を読んで気になった人も、まずは就寝時の汚れ防止くらいのつもりで数時間だけの使用から始めてみてはいかがでしょうか?
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