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更新日 2018.8.15

ニキビのできる原因はこんなにある!ニキビ発生ルートを徹底チェック

思春期のころには、ニキビに悩まされていたな…

と「ニキビ」と聞けば青春時代を思い出す人も多いと思われますが、「大人になった今でも、顔や背中にニキビができているのを発見してショックを受けた!」という経験も、よく聞かれます。

そもそもニキビはどうしてでき、なぜ思春期のころだけでなく、大人になってからもできるのでしょうか。

ニキビができやすい肌質や環境には、どのような特徴があるでしょうか。

ここでは、ニキビができるメカニズムを説明し、ニキビの発生リスクを引き出す原因を一つ一つ挙げてみましょう。

ニキビはできる年代や身体の部位によっても、その原因には違いがみられるようです。

つまり、いつ、どのような場所にできたのかということに着目することで、ニキビ発生ルートを知ることにもつながるのです。

年代別・部位別の発生原因の分析も交えながら、ニキビ発生リスクを徹底的にチェックし、予防に生かしていただければと思います。

ニキビのできるプロセスとは?

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ニキビは尋常性ざ瘡という正式名称があり、角栓ができることで塞がれた毛穴に、皮脂が溜まって形成されます。

つまり、毛穴詰まりがニキビの発生するプロセスをつくっているのですが、放置していると毛穴の中で炎症が起こるなど悪化してしまい、場合によっては、ニキビそのものは無くなってしまっても、ニキビのあった部位の肌が凹凸状になってしまったり、クレーターのような形をした跡が残ることもあり、美肌を目指す女性たちにとっては非常に厄介な存在となります。

具体的には、ニキビは皮脂分泌が盛んな脂腺性毛包と呼ばれる種類の毛穴にできやすいと言われています。

髪の毛やわき毛、産毛の部分の毛穴ではニキビはできにくく、顔や背中にある脂腺性毛包で、主にニキビは形成されます。

ニキビが生まれ育つ前段としては、毛穴に角栓ができて塞がれている状態(微小面皰)が挙げられます。

微小面皰の段階では肉眼で見つけられることは難しいですが、次第に毛穴に脂や角質がどんどんたまっていくと、白ニキビやコメドと呼ばれる目に見える初期のニキビができます。

白ニキビ小さくぷくっと盛り上がっているような外見で、黄色が混ざった白色として見られることもあります。

さらに毛穴に原因菌や脂肪酸などが溜まり、皮脂が酸化するとニキビの色は黒に変化し、黒ニキビと呼ばれる段階に移行します。

黒ニキビとなった際には、毛穴は溜まった皮脂によって押され、広がった状態になっています。

そしていよいよ毛穴が密閉されたようになり、黒ニキビが悪化すると炎症を起こし、腫れ上がって赤ニキビと呼ばれる状態になります。

この段階では痛みを感じたりもします。

炎症が進んで膿が溜まり、嚢腫にまでなってしまうと、ニキビも末期状態に。

毛穴の組織も破壊されるなど症状が進んだ結果、炎症が止まってニキビそのものが無くなった後も肌にクレーター状の陥没ができるなど、大きな痕跡を残すことにもつながります。

ニキビを形成する要素

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ニキビのできるプロセスを見ていくと、ニキビが出来上がるためには、前提がいくつかあることが分かります。

そこでまず、ニキビが形成される上で要素となっているものを、詳しく挙げてみましょう。

角栓とは、毛穴に古い角質や皮脂が詰まってできたもので、鼻の部分によく見られます。

イチゴの表面のようにブツブツしていて毛穴が目立っている状態などが、角栓ができている典型例と言えるでしょう。

角栓は70%がタンパク質、つまり古い角質で占められています。

肌の細胞が成長とともに肌内部から表面に押し上げられ、垢となって剥がれ落ちるというサイクルを肌のターンオーバーと呼びますが、毛穴の中の角質も通常だと、ターンオーバーによって剥がれ落ち、肌の外に排出されます。

ですが、ターンオーバーが乱れてしまうと、古くなった角質が剥がれ落ちることなく肌の表面に蓄積されてしまいます。

肌表面に形成される角質層が、古い角質が排出されないためにどんどん分厚くなってしまうと、ますます角質や皮脂が排出されにくくなり、毛穴詰まりを進ませてしまいます。

古い角質や皮脂の詰まった毛穴が増えていくとうことは、角栓も増えてどんどん目立ってしまいます。

角栓が目立って困っているという悩みは男女問わず聞かれますが、角栓はさらに、ニキビを誘発する要因にもつながりかねないため、美肌づくりを進める上では、厄介な存在となります。

皮脂そのものは肌を保護するために存在しており、皮膚には皮脂と汗によって形成される皮脂膜ができていることによって、人間の肌は乾燥から守られているというメリットがあります。

ですが、ニキビができている時に、皮脂が過剰なまでに分泌されてしまうと、ニキビを悪化させる要因になります。

本来毛穴から出ていくはずの皮脂が、角栓で毛穴出入り口を塞がれていることにより、毛穴内部に溜まっていき、初期のニキビが出来る要因となります。

それが黒ニキビ、赤ニキビへと悪化していく過程にも、皮脂の分泌促進という背景があることが指摘されています。

ニキビができやすくなる環境の一つとして、肌の角質が分厚くなる過角化という現象も挙げられます。

前述したように、本来ならば皮脂は毛穴から外に出るものなのですが、過角化が進むと皮脂が排出される際の出口である毛穴の周辺部分の角質が厚くなり、スムーズな皮脂の排出を妨げることになります。

こうして過角化が起きることにより、ニキビ発生の入り口である毛穴詰まりを起こしやすくなる環境ができてしまうのです。

過角化は生活習慣上の原因のほか、肌のターンオーバーが正常でなくなったり、バリア機能が落ちることで起きると言われています。

また、紫外線を浴びると肌を防御するために角質が厚くなることも、過角化の原因として指摘されています。

赤く腫れ上がって炎症を引き起こしている赤ニキビの状態を導き出しているのは、ニキビ原因菌の仕業と言えます。

ニキビ原因菌は常在菌なのですが、非常に増殖しやすい環境が整うことで、炎症を引き起こすきっかけにつながるのです。

具体的には、ニキビ原因菌は空気の無い状態で増え、かつ油脂を好む特性があります。

白ニキビや黒ニキビができている部位は、毛穴が角栓によってふたがされていて通気性が悪く、さらに皮脂がどんどん溜まっている状態ですから、ニキビ原因菌にとっては増殖のチャンスが大いに潜んでいることになります。

居心地の良い環境の下で繁殖を進めるニキビ原因菌の活動によって、黒ニキビに炎症が起こり、やがて赤ニキビへと悪化してしまうのです。

ニキビと聞くと、アクネ菌の名前を挙げる人も多いかもしれません。

アクネ菌は顔のニキビの要因となる常在菌で、善玉菌と悪玉菌が存在します。

このうち、ニキビの炎症を引き起こすのは悪玉アクネ菌です。

悪玉アクネ菌は、面皰に溜まり込んだ皮脂を遊離脂肪酸とグリセリンに分離させる働きを持っていますが、遊離脂肪酸が酸化することで、炎症が生じるのです。

マラセチア菌は顔意外にニキビが出来やすい部位、つまり背中や肩、胸、二の腕などで繁殖し、炎症を引き起こす真菌です。

アクネ菌と同じく、マラセチア菌が皮脂を遊離脂肪酸とグリセリンに分離させる働きにより、ニキビの炎症が発生します。

マラセチア菌はまた、頭皮で増殖すると、脂漏性脱毛症の原因にもなり得ます。

ニキビ発生の原因となるもの

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ニキビを発生させる素材について述べてきましたが、これらの素材がそろった時にニキビは形成されたり、悪化したりします。

そこで、各素材を生じさせたり、増長させる要因となり得るものを、これから紹介します。

これらの要因がズバリ、ニキビ発生の原因となるものです。

生活習慣上の要素から環境的な要素など、ニキビが発生するには多くの側面が存在することが分かってくると思います。

ニキビを増長させる原因として、ストレスが挙げられます。

ストレスと言えば心理的なものがよくイメージされがちですが、心理的側面のほか、物理的な側面からも人間はストレスを受けます。

そこでストレスの両方の側面とニキビの関係について、取り上げてみましょう。

残業が続いたり、人間関係で悩みを抱えたりしていると徐々に重く感じてしまうようになるのが、心理的なストレスと言えるでしょう。

過度なストレスを溜め込むようになると、自律神経に影響を及ぼします。

自律神経のうち、リラックスした状態の時に優位になる副交感神経に対し、ストレスを大きく感じている際には交感神経が有利な状況が続きます。

そうなると、アンドロゲンなど皮脂を増やす役割を持つホルモンが分泌されるようになります。

こうして、毛穴ではニキビを悪化させる要素の一つである皮脂の過剰分泌が促進されやすい環境が出来上がってしまうのです。

ストレスには、物理的なものからくるものも存在します。

寒暖差は季節の変わり目などに現れることが多いですが、例えば真夏でも灼熱の太陽の光が差す屋外と、冷房ががんがんにきいている屋内を頻繁に出入りした際なども、ストレスを抱える原因になり得ます。

前述した自律神経のメカニズムで言えば、暑い時には副交感神経が優位に働き、血管の拡張や発汗促進を通して体温を下げるように調節する力が発揮され、逆に寒い時には交感神経が有利になって血管の収縮などを通して体温の調整を行う仕組みになっています。

そのため、1日の中で暑い屋外と寒い屋内を行き来する生活を送っていると、副交感神経と交感神経のスイッチが頻繁に切り替えられてしまい、自律神経系のバランスが崩れてしまう、という事態を引き起こします。

自律神経系のバランスを崩すことは、行く行くは交感神経を刺激することにもつながり、ニキビができやすい環境を整える要因にもなり得るのです。

美肌づくりに睡眠不足は大敵とされていますが、ニキビに関しても同様です。

睡眠中は、日中に肌が受けたダメージを修復させる力が働いていますので、十分な睡眠時間の確保だけでなく、眠りの質を向上させることも、美肌づくりのためには命題となってきます。

睡眠中のうち、肌のターンオーバーを促進するなど肌の再生能力を高める成長ホルモンが分泌されやすいのは、入眠後3、4時間経ったころと言われています。

そのため、入眠後3、4時間経ったころに深い眠りに入っていられるように眠りの質を上げることが肝心となります。

この時間帯に深い眠りをどれだけしているかどうかで、成長ホルモンの分泌量が変わってくるからです。

睡眠不足に関しては、前述した交感神経の活発化を引き起こす要因としても考えられる場合があります。

十分な睡眠時間を確保できない状態が続くと交感神経が活発になり、自律神経系のバランスを崩すことにもつながりますので、ますますニキビを悪化させる材料を増やしてしまうことになるのです。

人間の体内には男性ホルモンと女性ホルモンが存在します。

そのため、女性にとっても、男性ホルモンの増大がニキビの原因として挙げられる、といったケースが当てはまったりします。

そこで、ニキビと関連のあるホルモンの中から、男性ホルモンと女性ホルモンを分けて紹介していきたいと思います。

男性ホルモンの中では、アンドロゲンの働きについて、ここで説明してみましょう。

アンドロゲンは、肌の角質を増やしたり、皮脂分泌を促進する働きを持っており、ニキビの発生・悪化につながる役割を果たしています。

男性ホルモンは、男性のひげが生えるあご周りや口周りが影響を受けやすい部位です。

ニキビと言えば、Tゾーンや鼻にできるイメージが強いかもしれませんが、男性ホルモンの影響を受けやすいあごなども、注意すべきポイントなのです。

男性ホルモンが優位になるプロセスとしては、先に挙げた交感神経の活発化が原因にあるとされます。

生理前になるとニキビができやすくなる女性は、多いのではないでしょうか。

ここには、皮脂の分泌を促進させる働きを持つ黄体ホルモン(プロゲステロン)という女性ホルモンが関わってきます。

黄体ホルモンが盛んに分泌される時期は、排卵期から月経が始まるまでの間とされており、そのために生理前になるとニキビができやすくなるのです。

月経が過ぎると、今度は皮脂分泌を抑える働きを持つ卵胞ホルモン(エストロゲン)という女性ホルモンの分泌量が増えてくるため、生理前にできたニキビは、月経後には治っている、というケースがしばしば見られるのです。

美肌づくりのために、肌の乾燥にはひときわ注意を払っている、という方も多く見られますが、実は乾燥はニキビの発生に絡む要因としても挙げられているのです。

脂っぽい肌の人にニキビが多くできるというイメージを抱く人もいらっしゃるかもしれませんが、乾燥肌の場合もニキビができてしまう、という現象は見られます。

肌には、外部の刺激から身を守るためにバリア機能が備わっています。

皮脂が分泌されることによってつくられる皮脂膜は、天然のバリア機能と呼ばれています。

しかし、乾燥肌の場合は皮脂分泌量が少ないことから皮脂膜が十分に形成されず、角質層から水分が大量に蒸発してしまいます。

水分不足となった角質からはしなやかさが失われ、硬くなってしまい、そのような状態が続くと毛穴も細くなっていきます。

細い毛穴には皮脂が詰まりやすくなり、ニキビに対する悪化要因になり得るのです。

予めニキビができやすい肌質や体質には、どのような特徴があるのでしょうか。

以下にまとめてみました。

例えこれらのケースに当てはまったとしても、適切な治療を受けたり、生活習慣やスキンケアに注意することで、ニキビの発生・悪化を防ぐことは可能ですので、失望したり諦めることはありません。

むしろ、自身の肌質の特徴をしっかりととらえることで、ニキビによる症状を未然に防ぎやすくなるととらえて、肌の状態や変化などを日ごろからチェックしましょう。

そしてニキビの前兆が現れた際には、早めにケアを始めたり、生活習慣を修正するなどの対策を講じられるように、準備しておきましょう。

身体の代謝機能が低いと、肌のターンオーバーが活発化せず、ターンオーバーの周期が遅れてしまいます。

毛穴が小さく、角栓が詰まりやすい。

皮脂の分泌量が多い人は、ニキビが悪化しやすい要素を持っていると言えます。

ニキビの発生・悪化に関わる生活習慣の中で、食生活もチェックが重要な項目と言えます。

ここでは大きく、栄養バランスの偏った食事や、糖分の多い食事について取り上げてみましょう。

栄養分が偏ることで身体の不調を招くリスクが高まることはよく指摘されていますが、その中でもニキビに関するリスクが高まるケースを挙げてみましょう。

まず、皮膚や髪の毛などを形成する際に必要となるタンパク質が不足すると、新しい皮膚を生み出し、育てる力が低下するため、肌の生まれ変わりの周期であるターンオーバーに乱れが生じます。

ターンオーバーの周期が乱れると、肌の生まれ変わりのプロセスの中で古くなった角質が剥がれ落ちるという流れに遅れが出てくるため、古い角質が毛穴の中で滞り、結果毛穴が塞がれてしまうのです。

タンパク質が不足すると免疫力も低くなるため、ニキビ原因菌への抵抗力も弱くなってしまうというデメリットもあります。

また、新陳代謝を促進する働きのあるビタミンAやビタミンB6が不足した場合も、肌のターンオーバーの乱れを引き起こします。

最近、アンチエイジングなどの分野で注目の高まってきている必須脂肪酸のオメガ3も、不足してしまうとターンオーバーの乱れを生じさせます。

その他、動物性の脂質をとりすぎると皮脂分泌量が増えるため、ニキビ悪化の要因につながる可能性があります。

皮脂に関しては他に、皮脂コントロールの働きのあるビタミンB2を欠かさないことも、重要なポイントとなります。

食品を摂取した際の血糖値上昇指数であるGI値が高い「高GI食」も、ニキビの原因と切り離すことができません。

高GI食は炭水化物や糖分の多い食品が含まれますが、このような食事は血糖値を急激に上げる働きがあります。

血糖値が急に上昇すると体内ではインシュリンが分泌されますが、インシュリンには皮膚分泌を促す男性ホルモンに刺激を与える働きが備わっています。

GIやインシュリンは糖尿病に関してよく聞かれる言葉ですが、ニキビ悪化の原因にもつながる皮脂の過剰分泌とも関連するワードなのです。

また、主食とは別になりますが、カフェインやアルコールといった嗜好品類の摂取についても、注意すべきポイントがあります。

カフェインには、ビタミンBの吸収を妨げる作用が備わっており、肌のターンオーバーが乱れる原因にもつながります。

アルコールは皮脂の過剰分泌につながる働きを持っています。

とはいえ、過剰に摂取しない限りはニキビに大きな影響を与えるという訳ではありませんので、コーヒーや紅茶、アルコールをたしなむ際は、飲み過ぎないように気を付けていただければ、結構です。

美肌への影響として取り上げられることの多い便秘は、漏れなくニキビの原因ともつながりがあります。

長期間に渡って腸内に滞留した便からは毒素が発生し、血液の流れとともに体内を巡ります。

そうすると、代謝の低下を招くことにつながり、ニキビの発生や悪化にも影響を与えることになるのです。

毒素排出で美肌づくりやダイエットをサポートする取り組みとして、さまざまなデトックス法が注目されていますが、ニキビ対策という観点からも、便秘の予防や解消はキーワードとなり得ます。

本来、肌を労わり美肌に近づけるために日常的に取り組まれているスキンケアも、方法によってはニキビを悪化させる要因につながるケースがあります。

一歩間違えるとニキビの症状を進行させかねないスキンケアのポイントを、ここから挙げていきたいと思います。

昨今はオイル美容が謳われていますが、例えばクレンジングの際にオイルを使う場合、しっかりとすすぎを行わなければ、毛穴に残ったオイルがニキビ原因菌の繁殖につながる可能性が指摘されます。

前術した通り、ニキビ原因菌は油脂を好む傾向にあります。

クレンジングオイルは毛穴に残りがちになることがあるため、念入りなすすぎを心掛けなければいけません。

さらに、ファンデーションの残りがオイルと一緒に毛穴に残ってしまったりしたら、炎症も引き起こしかねません。

特にオイリー肌の人は、オイルを使ったクレンジングは避けた方が良いかもしれません。

保湿

しなやかな角質を育てるためには、保湿が欠かせません。

乳液やクリームには肌を柔らかくして整えてくれる働きが備わっていますので、毛穴詰まりを防ぐためにも、化粧水後の保湿ケアはしっかりと行いましょう。

顔にニキビがある時には、化粧をするのにためらうという方もいらっしゃるかもしれません。

確かにファンデーションを塗りすぎれば毛穴が塞がってしまいます。

ですので、ファンデーションもニキビ悪化の一因にはなり得ます。

しかし、ファンデーションに関しては、だからといって絶対につけてはいけないと言うほど、ファンデーションがニキビに対して大きな影響を持つわけではないことも、言及されています。

ニキビの時のメークアップには、さらっとしたタイプのファンデーションや粉おしろいを使用し、油分の多いものは避けましょう。

また、「ニキビやニキビ跡が目立ってしまってイヤだ」という時には、赤みの気になるポイントにコンシーラーを塗り、薄くパウダーをはたいてカバーすることができます。

年齢別にみるニキビ発生要因

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ニキビが発生・悪化する各要因について、つかめてきたでしょうか。

さまざまな事柄が絡んできますので、「なぜニキビができたのか」「どうして悪化してしまうのか」といった疑問には、ケースに応じてきっかけや原因が控えていると考えられます。

ただし、「いつ頃にニキビができたのか」ということに関してみていけば、原因は年代に応じてある程度共通していると言えます。

そこで、思春期・大人・新生児の三つの年代ごとに分けて、ニキビ発生要因と考えられる事柄をまとめてみたいと思います。

「ニキビは青春のシンボル」とも呼ばれており、思春期のころにニキビに悩むという話もよく聞かれます。

思春期は第二次成長期と重なり、男性ホルモンが活発に分泌されるようになる影響から、皮脂の分泌量が増えるため、ニキビができやすくなります。

大人になってからのニキビは、スキンケアや生活習慣上の原因により、できると考えられます。

先に挙げたストレスや睡眠不足、食生活の影響で、皮脂の過剰分泌や肌のターンオーバーの乱れが生じるためです。

さらに、クレンジングや洗顔の際に皮脂を取り除き過ぎるなど間違ったスキンケア法をとることで、肌に備わっているバリア機能の低下を招き、結果外部からの刺激を守るために角質が厚くなるという事態にもつながり、ニキビ発生の要因となりかねません。

ファンデーションが毛穴に残ったりして、毛穴詰まりを起こすことも、ニキビ悪化のリスクにつながります。

また、年齢が上がるに連れて角質が厚くなる傾向があるため、毛穴の出口が塞がりやすくなり、毛穴詰まりが起きやすい環境を招くという側面もあります。

生後2週間から3カ月の新生児に、ニキビが見られることがあります。

これは主に、出生時に母親から受け継いだホルモンが関係していると言われています。

ただしその場合は、身体の発達とともにニキビはできなくなります。

その他にも、汗をかいた後に毛穴が詰まり、湿疹やニキビができたり、一日の多くを寝て過ごす環境から、布団の汚れが影響してニキビが作られるといったケースもあります。

部位別にみるニキビ発生要因

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さて、ここからはまた視点を替えてみて、身体の部位に応じたニキビの原因を考えてみましょう。

ニキビができやすい顔のおでこや頬、そして背中の三つの部位に分け、発生要因を挙げてみたいと思います。

おでこは元々皮脂の分泌が盛んな部位ですので、ニキビが悪化しやすいポイントと言えます。

思春期の中高生などがおでこのニキビに悩まされるケースも多いですが、思春期だと特に、第二次成長期に盛んに分泌されるホルモンのバランスが原因で、ニキビの発生・悪化を招きやすくなります。

一方、大人になってからは、ストレスや生活習慣上の原因を軸に、皮脂の分泌量の多い部位であるところが加わり、依然としておでこのニキビに悩まされてしまう、という現象が見られるのです。

おでこと比べると、頬は皮脂の量は少ないですが、肌が乾燥するとバリア機能が低下することでニキビを誘発する可能性もありますし、ホルモンバランスの乱れなどでニキビができる場合もあります。

しかし、頬にニキビができる場合、特に着目すべきポイントとしては、内臓が弱っている可能性があるということです。

糖分や脂肪分をとりすぎると胃液が減ってしまいますし、アルコールの過剰摂取は肝臓にダメージを与えます。

このように、胃腸や肝臓に負担が過度にかかってしまう状態が続いたサインとして、頬にニキビができやすいくなると言われています。

顔の中でUゾーンと呼ばれている部位、つまりフェイスラインもニキビができやすいパーツです。

この部位のニキビについて考える場合、ホルモンバランスがキーワードとなります。

ホルモンバランスと言えば、生理前に黄体ホルモンが多く分泌されてニキビができやすくなる話が想起されますが、それ以外にも、ストレスを抱えたり生活が不規則な状態で続くことで男性ホルモンが刺激され、結果肌のターンオーバーに乱れが生じるといったケースもあります。

また、フェイスラインは顔と首の境目に位置しているため、フェイシャルのお手入れをする際に、ケアが行き届かなくなりがちなポイントでもあります。

洗顔をする際にフェイスラインだけ汚れが落としきれておらず、古い角質が残ってしまったり、保湿ケアをする際にフェイスラインにまで潤い成分が浸透しきれなくなったりして乾燥を招いたりすると、いつの間にかあごや周辺に集中してニキビができるようになった、という状態になる可能性が出てくるわけです。

身体の中でも背中はニキビができやすい部位です。

ストレスを抱える生活を送っているうりに、背中がニキビでごつごつした手触りになってしまった経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

背中のニキビはこのように、ストレスが関係してできることも当てはまりますが、他にも高GIの食事を続けたり、脂肪分を多く摂取していたりすると、できやすくなります。

いずれも皮脂の分泌量を増大させる結果となり、背中の毛穴が詰まったりしてニキビとなります。

また、背中は顔と比べて手も届きにくく、丁寧なケアを施すことが難しい部位でもあります。

角質ケアや保湿が十分にできていなかったり、入浴の際にシャンプーやボディソープをシャワーでしっかりと洗い流し切れず、成分が背中に残ってしまったりしてニキビを作ってしまった、というリスクも高いのです。

顔以外の部位で、他にもニキビができやすいポイントとして脇も挙げられます。

脇は汗腺の多い場所でもあり、汗を抑えるために習慣的に制汗剤をつける方も多いと思われます。

ですが、制汗剤もつける量が多すぎると脇の毛穴を塞ぎ、毛穴詰まりを起こしてしまうことになります。

脇は皮膚が薄いにも関わらず、他にも日常的に刺激を受けやすい部位でもあります。

例えば、毛抜きやカミソリを使って脇毛を処理する際に、無理やり毛を引っ張って抜いてしまうなど、知らず知らずのうちに皮膚に負担をかけていることも多いのです。

このような負担を強いられた場合、脇の部分の毛穴は開きやすくなりますし、出血してしまうこともあります。

そうすると、細菌の侵入を許してしまい、炎症を起こしてニキビにさらに悪影響を及ぼしてしまうのです。

頭皮のトラブルと言えば、フケやかゆみ、薄毛などがイメージされがちですが、実は頭皮にもニキビができる場合があります。

頭皮の皮脂の分泌量は顔の2倍もあり、それだけニキビに関するリスクも有しているというわけです。

他の部位と同様、頭皮も生活習慣上の原因などで毛穴付近のターンオーバーに乱れが生じると、角質や皮脂で毛穴が詰まり、雑菌も繁殖しやすい環境に陥ります。

頭皮の湿疹や炎症とともに、頭皮ニキビもできやすくなってしまうのです。

また、シャンプーによって頭皮を保護している皮脂を洗い流し過ぎてしまったり、紫外線の影響を受けて頭皮の老化が進んだり、ということもトラブルの元になり得ます。

頭皮の場合、薬剤を使って髪のパーマやカラーリングを施す際に、皮膚に薬剤が接触してしまう可能性もあり、刺激の多い環境に置かれています。

かぶれや湿疹などとともに、頭皮にはニキビに関しても発生リスクがあることを、認識しておく必要性があると言えるでしょう。

季節でみるニキビ発生要因

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皆さんの中で、ニキビのできやすい季節が決まっているという方はいらっしゃるでしょうか。

ニキビができやすい要因の中には、季節によって引き起こされやすいタイプのものもあるようです。

日本では特に、季節によって天候、気候などの環境が大きく異なってきますので、環境因子としてシーズンもキーワードになり得ます。

そこで、ここでは春先をメインに、ニキビができやすくなる要因にフォーカスしてみたいと思います。

春は就職や進学など、人生の中で節目の出来事が起こりやすいシーズンです。

引っ越し、異動など、他にも環境の変化が伴われることも春先は多いですね。

こういった環境の変化から来る刺激や慣れない生活が、知らず知らずのうちにストレスをもたらすこともあります。

ニキビに限らず、春は肌のトラブルが発生しやすい時期ですが、それはストレスが原因となっているケースも、大いに考えられます。

春はまた、気候的にもニキビができやすくなる時期です。

春になると、今や花粉や黄砂などの飛来のニュースが風物詩のように流れるようになっていますが、それらの異物が毛穴に入り込んでしまった場合、毛穴詰まりの原因にもなります。

また、寒さの続いた冬の間に身体は新陳代謝が低い状態で保たれていたのに対し、春が来て暖かくなると代謝も活発になり、皮脂の分泌量が自然とアップします。

この時、増量した皮脂がスムーズに毛穴から排出できず、毛穴の中で滞留した状態が続くと毛穴詰まりを起こしたり、角栓が形成されたりして、ニキビの原因につながってしまうのです。

番外編として、季節と季節が変わる時期も、ニキビに注意した方が良いでしょう。

季節の変わり目は、気候や天候も不安定になる傾向が強いですが、肌も敏感になりやすいのです。

急激な気温や環境の変化にさらされ、敏感になっている肌を「ゆらぎ肌」と呼びますが、ゆらぎ肌になりやすい代表的な期間が、季節の変わり目と言えます。

この季節の変わり目の中で、最も肌トラブルに遭いやすい時期は、冬から春に変わるころだとされています。

やはり春先は寒暖差や環境の変化からくるストレスなどで、ニキビをはじめ肌がトラブルに見舞われるリスクが高いと言えるようですね。

まとめ

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ニキビの原因に関する事柄について、さまざまな側面から分析してきましたが、実に色々な要素が混在していることが分かりましたね。

実際には、一つの原因のみでニキビができるというよりは、複数のリスク因子や環境要因などが重なってニキビの発生や悪化につながると考えられます。

ストレスや生活習慣、スキンケア法に関わる原因も多かったですが、これらは自身の働きかけ次第で修正することも可能と思われます。

つまり、ニキビを避ける手立ては、たくさんあると考えられるのです。

自身の肌質や生活習慣などを分析していくことで、自分にはどのようなプロセスでニキビを誘発する傾向が高いのか、というポイントをつかめば対策も立てやすくなります。

予防や改善を図るため、是非自身のニキビを取り巻く原因を調べてみることから始めてみてはいかがでしょうか。

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