頭皮のニキビは肌のニキビと違って、髪の毛に隠れてなかなか見つけにくいのです。
そのせいか、ニキビがかなりおきくなってから気づいた人や、気づかずについつい押しつぶして痛い思いをした人もいるのかもしれません。
現代の日本人は毎日シャンプーをしている人が多いですが、一見清潔を保てているように見えますが、実は毎日のシャンプーは頭皮の乾燥を引き起こす原因にもなるので、頭皮のニキビができやすい環境を作っているんです。
肌のニキビができてしまった時のケア方法を知っている人は多いですが、意外と頭皮のニキビの対処方法はあまり知られていません。
実は頭皮のニキビは肌のニキビと同じ対処方法を取っても、効果があまり見られないのです。
今回は頭皮のニキビができる原因と、頭皮にニキビができた時のケア方法を詳しく解説していきます。
■まとめ
頭皮にニキビが出てしまう原因の一つは、誤った洗髪方法です。
汚れをきれいに取ろうと、洗浄力の強いシャンプーを使うと、頭皮に必要な皮脂まで洗い落とされてしまうのです。
そして人間の頭皮は外部からの刺激を守るために、再び大量の皮脂を分泌します。
こうして過剰に分泌された皮脂は時間の経過とともに、毛穴を塞ぎます。
そのような状態の毛穴の中で、アクネ菌が増殖して炎症を起こして、それがニキビとなってしまうわけです。
このように炎症を起こしてニキビができる原因は、誤った洗髪方法のほかにも様々あります。
睡眠不足や食生活などの生活習慣、ストレスによるホルモンバランスの乱れなどとも関連しています。
これらはすべて頭皮の毛穴付近のターンオーバーが正常に行われない原因となり、肌に角質が残った状態が続き、毛穴を塞ぎ、結果的にニキビができてしまいます。
肌のニキビと頭皮のニキビはどのような違いがあるんでしょうか。
ニキビの中にも赤いニキビや黄色ニキビ、白っぽいニキビがあるように、様々な種類があり、ケア方法も若干異なります。
じゃあ肌のニキビも頭皮のニキビも違うのでは?と思う人もいるかもしれません。
実は、肌のニキビと頭皮のニキビは基本的にメカニズムは同じなんです。
どちらも皮脂の過剰分泌による毛穴の塞ぎが根本的な原因です。
ただ、頭皮は髪の毛が生えているので、肌よりも毛穴の数がはるかに多いのです。
毛穴が多い分、皮脂の分泌も肌よりも多くなります。
それだけではなく、実は頭皮は皮膚の中でも皮脂の分泌量が一番多いのです。
ということは、頭皮は普通の肌よりもニキビができやすい環境でもあります。
頭皮は髪の毛に覆われて蒸れやすく、汗もかきやすい場所なので、かなりデリケートな皮膚です。
乾燥肌の人よりも、オイリー肌だという自覚がある人は、毎日しっかりシャンプーで汚れを取るように意識しましょう。
頭皮ニキビを放置して、正しい対処法でケアを行わないと、後々薄毛になる可能性が生じます。
誤解しないで欲しいのは、頭皮ニキビそのものが薄毛をもたらすわけではないのです。
頭皮ニキビは毛穴のつまりによってできるものなので、当然ニキビ周辺の頭皮の環境も悪くなります。
皮脂がたくさん分泌されて、毛穴が塞がれるため、頭皮に必要な栄養がしっかりと髪に行き届かなくなるため、結果的に新しい髪の毛が伸びにくく、かつ抜け毛が多くなってしまいます。
ニキビ自体気づかれることは少ないので、気づいた時には抜け毛の量が多くなっていて、手遅れになることが多いのです。
人間は1日100本くらいの髪の毛が抜けるのは普通だと言われているので、日頃から自分の抜け毛の量をチェックし、最近抜け毛が多いかなと思ったら、すぐに自分の頭皮の状態をチェックしておきましょう。
ひと昔前までは薄毛は中年の男性が多い傾向があったのですが、近年では20代や30代の比較的に若い年代の人でも薄毛が目立ってきました。
また、男性だけに限らず、20代の女性でも薄毛になる人が増えてきているので、自分には関係ことだと思わずに、日頃から頭皮や抜け毛に意識を向けてしっかりケアを行いましょう。
頭皮はカラダの中でもっともニキビができやすいデリケートな肌だと先ほど述べました。
では頭皮にニキビができないための予防法を知りたい人も多いはずです。
簡単のようで意外と知られていないことが多いので、しっかり学んでいきましょう。
シャンプーする時は髪の毛を洗うイメージがある人は多いのではないでしょうか。
実はそれは大きな間違いです。
シャンプーは髪を洗うためではなく、頭皮を洗うのが正しいです。
髪の毛は特にゴシゴシしなくてもきれいになるので、頭皮の汚れをしっかり取るように意識してみましょう。
頭皮の皮膚は顔の肌と繋がっているので、顔の肌と同じように丁寧に洗ってあげるようにしてください。
爪を立てて力強くゴシゴシすれば、頭皮は傷つきますので、逆に頭皮の環境を悪くしてしまいます。
指の腹で丁寧に優しくなでるようにしっかり泡を立てて洗うようにしましょう。
シャンプーやトリートメントが頭皮に残らないように、すすぎもしっかり行うことが大切です。
シャンプーやトリートメントが頭皮に残ってしまうと、ニキビだけではなく、頭皮のかゆみやフケの原因にもなってしまいます。
特にロングヘアの場合は成分が残りやすいので、すすぎ時間を充分に取るようにしてください。
目安は2〜3分ほどすすぎをやるといいでしょう。
頭皮のニキビに枕も関係していることは知っていますか? 実は枕にはたくさんの雑菌が存在しているんです。
特に夏場は汗がかきやすいので、湿気と温もりで枕は雑菌が繁殖しやすい環境になっています。
雑菌だけではなく、枕の中はダニやカビも発生しやすい環境でもあります。
さらに枕は頻繁に買い換えるものではないので、かなり前から使っている古い枕だと、なおさら雑菌やダニ、カビが大量に存在していて、不衛生な環境となっております。
だからこそ、枕を清潔に保つ必要があります。
枕カバーは毎日洗うだけではなく、枕そのものも消毒を行う必要があります。
できるだけ毎日直射日射に当たるようにして、殺菌するようにしましょう。
枕カバーを毎日取り外すのはめんどくさいと感じる人は、枕にタオルを巻いて寝るのをおすすめします。
できれば清潔で柔らかい素材のタオルを使用し、せめて2日に1回はタオルを交換するようにしましょう。
今は丸洗いができる枕も販売しておりますので、丸洗いができる枕に買い換えるのもいいですね。
洗ったあとは忘れずに直射日光の下に置いて、殺菌をおこなってくださいね。
洗うだけでは細菌やダニは完全に消えることはないので、ご注意ください。
紫外線は肌に悪影響を与えることは言うまでもないですよね。
そのために多くの人は日焼け止めを塗ったり紫外線から肌を守る対策を取っています。
しかし、頭皮の紫外線対策を取っている人はかなり少ないのです。
「頭皮には髪の毛が覆っているから大丈夫」なんて思っていませんか? 実は、頭皮は肌と同じように紫外線の影響を受けやすい部分です。
むしろ肌よりも紫外線を浴びる量が多いので、頭皮の紫外線対策も取っていかなければなりません。
帽子や日傘を使わないと、1年を通して注いでる紫外線を受けると、肌よりもダメージが大きいのです。
さらに、紫外線にはニキビの原因となるアクネ菌をより活発に促す促進効果があるので、頭皮のニキビをより悪化させてしまう働きがあります。
頭皮には髪の毛が覆われていて、ダメージを受けた際になんらかのサインも出ないため、なかなかダメージを気づかないでしょう。
しかし、毎日少しずつダメージが積み重なっていくと、気づいた時にはすでに抜け毛が多くなるなど頭皮のダメージが深刻になる場合が多いのです。
夏場だけではなく、冬も紫外線が注いでるので、帽子や日傘など紫外線から頭皮を守る努力を怠らずにやりましょう。
頭皮のニキビが治らない場合は、紫外線のダメージが影響しているのかもしれませんよ。
食生活の改善は、頭皮ニキビを治す基本的な方法とも言えます。
特に外食やコンビニの弁当を頻繁に食べている人や偏食傾向がある人は、食事を見直すだけでも大きな改善効果が出るかもしれません。
相澤皮膚科クリニックが運営しているニキビ研究所によると、ニキビを予防できる栄養はビタミンA、ビタミンB群、ビタミンCとビタミンEです。
ビタミンAは肌のターンオーバーを促す働きがあり、毛穴を解消する効果があります。
代表的な食べ物はほうれん草、人参、レバーやうなぎなどがあります。
ビタミンB群は皮脂の分泌を抑える効果があります。
代表的な食べ物は卵、乳製品、マグロやささみ、にんにくなどです。
ビタミンCはコラーゲンの生成促進、肌のダメージを回復する役割があります。
代表的な食べ物はブロッコリーやキャベツなどの黄緑野菜です。
最後のビタミンEは血液の循環を促進させ、ホルモンバランスを保つ効果があります。
代表的な食べ物はレバーやうなぎ、黄色野菜類です。
脂の多いものや刺激の強いものを避け、野菜を多く摂取するように意識すれば、バランスのいい食生活になります。
頭皮ニキビの改善や予防は質のいい睡眠も必要不可欠です。
寝不足や不規則な睡眠時間はカラダの自律神経を乱す恐れがあります。
通常は睡眠中に成長ホルモンが分泌されて、カラダの中に新たな細胞が作られて、新陳代謝の促進を促します。
また、肌のゴールデンタイムは22時から翌朝の2時までだと言われており、その時間帯にしっかり睡眠を取ることができれば、肌の一部である頭皮にもいい影響を与えることができます。
しかし、もし十分な睡眠時間を取れず、もしくは不規則な睡眠時間を取ると、細胞や組織のターンオーバーが正常に働かなくなり、新陳代謝の動きが悪くなり、血行不良を引き起こす原因にもなります。
ターンオーバーが乱れると皮脂が過剰に分泌されるようになるため、結果的にニキビができやすくなってしまいます。
また、睡眠不足の日が続くとストレスもたまりやすいので、ストレスがたまると皮脂の過剰分泌にも繋がります。
質の高い睡眠を取るためには、朝起きた後に日光をしっかり浴びることや、寝る前にスマホやパソコンをいじらないなどの努力もしてみましょう。
実際に髪を染めたことがある人ならわかると思いますが、髪を染める時って頭皮はヒリヒリしませんか? そもそも髪を染める行為は髪の毛にダメージを与えているんです。
美容師さんはヘアカラーをするとき手袋をつけて作業しますよね? それはヘアカラーやパーマをするときに使う液体は、肌を荒らしてしまうほど刺激の強い成分が含まれているからです。
頭皮は手よりもはるかに敏感な部分なので、刺激を受けやすく、液体の浸透率も高いのです。
頭皮にニキビができた時は、頭皮に炎症が起きている時なので、ヘアカラーやパーマは絶対にやらないほうがいいです。
今は一人で家で簡単にヘアカラーができる時代になったため、頭皮にカラーリング剤がついたり、すすぎが足りず頭皮に染料が残ってしまったり、こういった場合は頭皮に与えるダメージもより一層大きいです。
どうしてもヘアカラーをしなければいけない場合は、自分で染めずにちゃんと美容室でやってもらいましょう。
また、できれば頭や頭皮に刺激の少ない、化学薬剤を入っていないカラーリング剤やパーマ剤を使用している美容院を探しましょう。
頭皮のニキビを予防するには、整髪料を使わないのが一番いいのです。
とはいっても身だしなみも疎かにするわけにはいかないので、整髪料をつけて髪型を整える人も多いのではないでしょうか。
ただし、整髪料を過度につけると、頭皮のニキビなどトラブルを招くこともあります。
地肌につけてしまうと、毛穴を塞がり、ニキビができてしまう原因となりますので、整髪料をつける時は地肌につかないように注意しましょう。
整髪料には刺激の強い成分がたくさん入っているので、刺激に敏感な頭皮はすぐに荒れることになる可能性もあります。
また、最近は夜お風呂に入らずに、朝シャンをする人が増えてきました。
整髪料をつけたまま寝ると一夜にして頭皮ニキビが大量に発生することもありえるんです。
毛髪は一日中外の空気を触れて、家に帰ってきた頃には想像以上の雑菌や汚れが髪の毛に付着しています。
整髪料をつけていればなおさら髪の毛が汚れているので、きれいに汚れを落としてから寝ないと頭皮のターンオーガーが正常に行われなくなるのです。
1度のシャンプーで整髪料を落とせないのであれば、もう1度少量のシャンプーを使って頭を洗いましょう。
ただし、洗浄力の強いシャンプーは必要な皮脂分まで落として、頭皮を乾燥させる恐れがありますので、洗浄力の強いシャンプーに変えるのは絶対にNGです。
髪の毛は一日経つだけで結構絡みます。
絡み合った髪の毛をそのまま洗うと髪の毛が大量に抜けてしまう恐れがあります。
それを防ぐために、髪の毛を洗う前にブラッシングすることをおすすめします。
ブラッシングは血行をよくする効果もあります。
また、シャンプーを使用する前に、38度のぬる湯で1分間に渡り予洗いする習慣をつけましょう。
実はシャンプーを使わなくても、予洗いをしっかり行うだけでほとんどの汚れが落ちていきます。
本洗いの時、シャンプーは手のひらで泡だててから指の腹で洗うように注意しましょう。
すすぎの時はシャンプーが頭皮に残らないように丁寧に落としましょう。
髪を洗ったらすぐに髪の毛を乾かすようにしましょう。
髪の毛が濡れたまま寝ると、一晩で雑菌が大量に発生してしまいます。
髪の毛自体も傷ついてしまうので、なるべく間隔を空けずに、洗髪後速やかに髪の毛を乾かしてあげましょう。
頭皮には髪の毛が覆われているので、なかなかケアしづらいところがあります。
さらに、頭皮はカラダの肌の中でもかなり敏感な部位なので、ニキビを治す方法がわからず悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
では頭皮にニキビができてしまった場合、具体的な治療法を説明していきます。
頭皮ニキビをもっとも安心して治すには、やはり皮膚科へ行くのが一番です。
自分ではニキビだと思っていたものが、実はニキビじゃなかったこともあるんです。
頭皮に何かできた場合は、自分で判断せずに皮膚科にいって治療してもらうのが一番安全です。
違う吹き出物の場合は、ニキビとはまったく違う対処方法をとる必要があります。
いつまで経っても頭皮のニキビが治らないなと思ったら、すぐに皮膚科へいくことをおすすめします。
皮膚科での頭皮のニキビの治療は一般的に外用薬を処方することが多いです。
ステロイド剤や抗ヒスタミん剤など、炎症を抑える外用薬が一般的です。
外用薬での治療が難しい場合は、レーザー治療を行うことが多いです。
そうなるとお金はかなりかかってしまいますが、根本的にニキビをなくすことができるので、ニキビが悪化してしまった場合は自己流で改善しようとせずに、速やかに皮膚科に検診に行くことをおすすめします。
頭皮は顔の肌と繋がっているので、顔のケアは入念に行うのに、頭皮のケアを何もしていない人もおおいのではないでしょうか。
実は頭皮もローションや美容液を使ってケアを行うべきです。
今や頭皮専用の美容液も開発されて販売しています。
ただ、クリームタイプのものは、頭皮に直接塗ると毛穴が塞いでしまう恐れがあるので、かえってニキビができる原因にもなりかねます。
ですので、頭皮のケアを使う美容液は液体のものを使用するといいです。
頭皮用のローションや美容液は、保湿する効果のほか、炎症を抑えたり、かゆみやフケを抑える作用もあります。
中にも、ルプアクアという製品は頭皮ニキビのケアに評判があります。
ルプアクアは9種類の植物エキスを使用して作られたので、頭皮環境改善にも効果があります。
実際のルプアクアを使った人の口コミによると、頭皮への刺激がなくて使いやすい、地肌にベタつかず、ニキビにも効果がありました、などいい評判はたくさんあります。
一方で、効果が見られなかったという人もいました。
すべての人に効く万能の薬はこの世の中に存在しないので、実際に使ってみて、効果がある人は継続して使えばいいですし、効果があまり見られなかったらほかの商品に変えてみるといいですね。
とはいえ、多くの人はルプアクアを使ったら頭皮のニキビが改善されたことを実感しているので、かなりおすすめの商品であります。
現在はたくさんのシャンプーが売られていますが、大きく分けて3種類のシャンプーが存在しています。
一つ目はアミノ酸シャンプー。
二つ目は石鹸系シャンプー。
三つ目は高級アルコール系シャンプーです。
アミノ酸毛シャンプーは、界面活性剤の成分にアミノ酸が含まれているシャンプーです。
頭皮や肌によくなじむので、頭皮に優しいのが特徴です。
また、洗浄力は強すぎないので、過剰に皮脂を洗い落とす心配もありません。
整髪料をたくさんつける人なら高級アルコール系シャンプーを使わないときれいに汚れを落とせないので、高級アルコール系シャンプを使いますが、整髪料をあまり使わないのでれば、高級アルコール系のシャンプーは使わないほうが無難です。
最後に石鹸系シャンプーは敏感肌な人におすすめのシャンプーです。
洗浄力は申し分がないのですが、頭皮がギシギシするので、好みが分かれるところです。
一番頭皮に優しいシャンプーはアミノ酸シャンプーですので、シャンプーを購入する際に意識して購入しましょう。
ニキビを治すには、皮膚科で薬を処方してもらう方法もありますが、市販で薬を購入して使用する方法もあります。
ニキビを治療する薬で有名なのはクレアラシルというクリームです。
クレアラシルはレキッドベンキーザー・ジャパンから発売されている医薬品です。
皮脂を吸収し、アクネ菌の殺菌、消炎の効果があります。
皮脂を奪う力がかなり強いので、オイリー肌の人にかなり向いている薬です。
一方で、乾燥肌や敏感肌の人クレアラシルを使うと肌が荒れる恐れがあるので、使用NGです。
ただし、クレアラシルは軽症のニキビの場合のみ、効果があります。
重症のニキビには効果が見られないので、1ヶ月以上使用しても改善が見られない場合は、ニキビ専門の皮膚科で受診してもらいましょう。
頭皮ニキビはこのまま放っておけば勝手に治ると思っていませんか? こうした油断は後々薄毛やハゲになる可能性があるので、頭皮にニキビができたら決して放置してはいけません。
さらに、髪を洗う時に不注意でニキビを潰してしまった場合、激しい痛みに襲われることもあるのです。
頭皮にニキビができたということは、ニキビ周辺の頭皮や毛穴も悪い状態になっているのです。
ダメージを受けたままの頭皮をそのまま放置しておくと、血行不良や栄養不足の状態がしばらく続きます。
そうなると新しい髪の毛が伸びにくく、育ちにくくなります。
それだけではなく、今ある髪の毛もどんどん抜けていきます。
気づいた時にはすでに髪の毛が薄くなっていて、手遅れになる場合もあります。
このように頭皮ニキビを甘く見ていると、最終的にハゲることになってしまいます。
頭皮ニキビは自然に治ることは難しいので、頭皮にニキビが発見した場合は、直ちにシャンプーを変えてみたり、洗髪方法が正しいのかチェックしてみたり、食生活や睡眠時間などの生活習慣の見直しを行ったりなど、頭皮にダメージを与える要素はなんなのかを自分なりに分析し、改善していきましょう。
頭皮のニキビは初期の段階では気づきにくいので、気づいた時にはかなり大きくなっている場合が多いのです。
ですので、頭皮のニキビが気になってついつい潰してしまいたいと思っている人も少なくはないと思います。
しかし、頭皮のニキビを潰すのは極めて危険です。
ニキビを潰してしまったら、中の雑菌が外に放出され、繁殖するとさらに厄介なことになってしまいます。
また、ニキビを潰したところで頭皮の環境が変わらない限り、ニキビが再発する可能性も充分あります。
ニキビを潰した部分に色素沈着を起こして、ニキビ跡が残ったり、もっとひどい場合は髪の毛がそこから生えてこなくなることもあります。
たとえニキビを潰さなくても、触るだけでも雑菌が繁殖してしまう習性があるので、極力手で触るのもやめましょう。
ニキビを潰すことはおすすめしないですが、どうしても気になって潰したい場合は、自分で処理せずに皮膚科で受診し、潰してもらうようにしましょう。
先ほどは頭皮のニキビを改善するにはアミノ酸シャンプーを使用することをおすすめしました。
しかし、アミノ酸シャンプーならどれでもいいの?と疑問を感じる人もいるかもしれません。
今回は頭皮のニキビにも効果があるアミノ酸シャンプーを5つ厳選し、紹介いたします。
リマーユシャンプーは女性の中ではかなり人気のアミノ酸シャンプーです。
また、天然の馬油も使っており、馬油は人の肌に近い成分だから肌にもやさしいのです。
整髪料がたくさんつけている人にとって洗浄力は足りないのですが、普通の人にとってちょうどいい洗浄力です。
リマーユシャンプーは馬のたてがみや皮脂下の脂肪から抽出した油分を使って作られているので、人体への影響がほとんどないのが売りです。
浸透性にも優れているので、髪の毛に潤いを与えます。
泡立ちもよくて、保湿力も高く、肌にいいとしてかなり有名なシャンプーです。
ただし、敏感肌の人は、少しでも刺激の少ない成分が入っているシャンプを使用することをおすすめするので、さらにノンシリコン・無添加のシャンプーを使ったほうが無難です。
リマーユシャンプーの価格は一本250mlで2,484円(税込)です。
シャンプーの中では割高ですが、評判のいいシャンプーですので、ぜひ試して欲しい商品です。
口コミサイトでは実際に使用してから抜け毛が気にならなくなったというポジティブな口コミも見かけたので、最近抜け毛が多いかなってきになる人はぜひ試してみてください。
一方で、汗かきの人がリマーユシャンプを使って洗っても、すぐに髪の毛がベタつくという口コミもありました。
かなりのオイリー肌の人には合わないかもしれません。
スカルプDは男性が使うイメージが強いのですが、実は女性向けのシャンプーも販売されています。
ストロングオイリー肌用、オイリー肌用や乾燥肌用の3種類に分かれているので、オイリー肌でも乾燥肌でも使用することができます。
スカルプDは浸透力が強く、頭皮を潤す効果のある豆乳醗酵液を使用しています。
頭皮をケアするだけではなく、髪の毛のハリやツヤを与えて、ボリュームアップも期待することができます。
価格に関しては一本350mlで3,900円(税込)です。
また、口コミサイトでもかなり高い評価を誇っています。
泡立ちがしっかりしていて、頭皮の地肌まできれいさっぱりに洗うことができるという口コミが多数ありました。
髪の毛の量が少なくてぺったんこになりやすい人でも、スカルプDを使用したあとはボリュームのアップがみられたという口コミも目立っていました。
スカルプDシャンプーは育毛剤に配合されているトリプルイソフラボンも配合しているので、バランスホルモンの崩壊で起きる抜け毛にも効果があります。
女性用のシャンプーはふんわりローズの香りもするので、申し分のないシャンプーです。
カウブランド無添加シャンプーは頭皮に優しい植物性アミノ酸を配合したシャンプです。
石鹸シャンプーと違って、洗い上がりはギシギシしません。
ノンシリコンシャンプーなので、洗い上がりはスッキリします。
肌に優しい成分で配合されているので、お肌が弱い人でも安心して使用できるシャンプーです。
洗浄力も皮膚への刺激も弱めなので、洗い上がりはマイルドな感じになります。
お値段は1本550mlで1,000円(税抜き)ですので、かなりリーズナブルなシャンプーです。
また、口コミサイトではすごくいいという評価はあまり目立たなかったものの、値段のわりにはいいシャンプーだと評価する人はかなり多かったです。
お値段はお手頃なので、家族で使ってたくさん使われても特に嫌な感じがしないという人の意見が目立っていました。
やはりほかの高級のシャンプーに比べてやや効果が劣るものの、値段がお手頃なのがいいですね。
マイナチュレシャンプーの最大の特徴は密閉ボトルです。
どんなにいい成分を使っていても、時間が経過するのとともに酸化してしまうのです。
しかしマイナチュレは密閉ボトルを使用しているため、中身が減っても鮮度は高いままです。
無添加のアミノ酸ノンシリコンシャンプですので、頭皮のニキビの改善にも効果あります。
泡の質感や決めの細かさまでしっかり保ちます。
マイナチュレシャンプーの通常価格は1本200mlで3,180円(税抜)ですが、定期コースで購入する場合は1本2,704円(税抜き)です。
女性用の育毛剤マイナチュレから開発されたヘアケアシャンプーとして有名ですね。
何と言っても3年連続モンドセレクション金賞を受賞したこともあるので、ご存知の方も多いのかもしれません。
口コミサイトではマイナチュレのシャンプーはふんわり柔らかい仕上がりで、香りも爽やかで使用したあと頭皮も髪の毛もスッキリになって気持ちがいいと高い評判を誇っています。
しかしながらあまり効果がみられなかったというコメントがあったので、すべての人に向いているシャンプーではなさそうです。
ハーブガーデンシャンプーは天然由来成分100%のノンシリコン・オーガニックシャンプーです。
ローリエ、バジル、よもぎ、カモミール、ローズマリー、すぎな、ミントの計7種類のオーガニックハーブウォーターによって作られているため、頭皮へのダメージを最小限に抑えることができます。
石油系の界面活性剤や防腐剤を使用していないので特徴の一つです。
泡立ち、泡持ち、泡切れのすべてをハイレベルで実現するための処方技術を活用して作られてます。
洗浄力が強すぎず、程よく皮脂を頭皮に残すことで、頭皮の乾燥を抑えることができます。
通常価格は1本300mlで8,000円(税抜き)ですが、コンディショナーと一緒に定期コースで購入すると毎回1本4,000円(税込)で購入することができます。
口コミサイトでも、ハーブガーデンシャンプーを使用したあとは髪の毛がサラサラになったという声がたくさん書かれていました。
オーガニックのシャンプーなので髪に良さそうな感じだという意見も目立っていました。
実際に何年も頭皮のニキビに悩まされている人でも、このシャンプーを使用してからニキビが改善されている人もいました。
通常価格で購入するとかなり値段が張って高いですが、コンディショナーも一緒に合わせて定期コースで契約し、合わなかったら解約する方法をおすすめします。
頭皮にニキビができる原因や治療法、及びおすすめのシャンプーを紹介させていただきました。
いかがでしたでしょうか。
頭皮のニキビは顔のニキビと違って、目立たないところにできるので、ついケアを怠りがちです。
しかし、大したことがないと思い、そのまま改善策を取らないと、頭皮の環境がますます悪くなり、最終的に抜け毛が増え、薄毛やハゲになる確率が高いのです。
日頃の生活習慣を見直すだけでも頭皮の環境はかなり改善されるので、ぜひめんどくさがらずにがんばって続けてほしいところです。
また、生活習慣を改善したところで、すぐには頭皮の環境は変わらないので、長期的な視点を持って諦めずに継続して取り組んでみてください。
そうすればいずれ頭皮の環境がよくなり、薄毛やハゲの防止にも繋がります。